右脳の空手ブログ

真義館 東京道場での稽古を通して、私自身が感じたことを書いています。

禅と武術(3)不立文字

禅では「不立文字」と言って言葉や文字によって悟りの道は伝えられないと言います。文字や理屈を超えたところに本質はあるということだと思います。それでも言葉や文字を伝達の手段として使わざるを得ません。 禅宗(臨済宗)の公案は文字ですが、公案は理屈に合わないことに対する答えを問い詰められ

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出来た!型をするように!(3)

先日体験見学に来た人がいました。 40代。極真会館で1990年から2000年にかけて数多くの優勝を果たした選手の道場で稽古を積んだ黒帯です。 鍛錬されたしっかりした身体の持ち主です。 「右脳の空手」を書店で見つけて、読んで興味を持ったとのことでしたが、内心「ほんとかな?」と思って

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いろいろありますが、意識の固定

武術空手の大原則は「入り込み」であると述べました。 また、相手を無力化して崩す方法をいろいろな方向から触れてきました(これからも続けますが)。 分解組手などでそれまでと異なる取り組みを紹介するとき、理詰めの道場生には多少混乱を招くようです。学校で、一つの問題には一つの解答があると

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出来た!型をするように!(2)

館長はよく言います。「一人で型をやるつもりで」と。 これは分解組手などで相手の攻撃に対した時に、一人で型をやるように動けという意味です。 一人で型をやれば姿勢が崩れないし、力みも入りません。そもそも相手を崩す意思はないし、相手の存在は意識しません。理論的には理解できます。 現実に

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出来た!型をするように!(1)

「え!これでいいんですか?」 分解組手が成功した時によく聞くセリフです。 今日は分解組手の稽古の時に「型を一人でするように」をテーマにしました。 女性での最高年齢の道場生はすでに傘寿をお祝いしています。ジャズを本格的に歌い、油絵を描き、積極的に人生を楽しんでいます。 彼女は分解組

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消防士が強くなる

道場生の中に消防士の人がいます。救急隊に所属しています。鍛え上げられた柔らかい筋肉の持ち主です。極真空手の経験者で黒帯もとっています。 稽古が始まりしばらくの間は立派な体に関係なく彼を崩すことは容易にできます。 ところが時々ですが彼は技をかけられ崩されるうちに突然技をかけにくくな

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ナイファンチン

道場生のために書きました。 どの型も重い身体で動くことが重要です。特にナイファンチンは重い身体であることが強調されます。 ナイファンチンのすべての段階で重さのテストをします。誰かに後ろから腰を抱えてもち上げてもらい持ち上がらないことを確かめます。 重さを一点に集中することを試しま

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サンチン

道場生のために書いています。 サンチン は心身を鍛えてくれる大事な型です。すべての型の基本となります。 まずは外形を整えることです。 運足における両足の間隔や前後の関係を正しく保つことは大事です。 両足の内旋、つまりつま先の内側への絞りが重要ですが、股関節が固い人、特に

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禅と武術(4)不動ということ

武術は生死をかける場において勝ち抜く方法を求めました。このためには相手の攻撃に対し、反応しない内面の不動の姿勢を保持が必須となります。 禅においても、頭に生じる思いに反応せずに、心を一点に追い込むことによって「無」が実態であることを全身で体感します。 武術において、不動の内面から

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優等生の苦しみ

型は外形を整え、その後内面を鍛えていきます。 外形を整えるまでは急速に伸びる道場生がいます。指導されることを一生懸命理解し練習する生徒です。 真面目な優等生は言葉の説明を正確に理解しようとします。理解に従い正確に体を動かします。型の外形や体の操法の習得には先生の言葉を正確に理解し

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大坪 英臣

真義館 (Shingikan) 本部直轄東京道場責任者。
参段。『右脳の空手』著者。
東京大学名誉教授。

左脳ばかり駆使してきた人間が、あるきっかけで麻山慎吾師の率いる真義館空手(武術空手)の道にはまり込んだ。
「人生の目的はここにあったのか」と思うほど、筋力を使わない右脳空手の静謐な世界を堪能している。

大坪英臣 著『右脳の空手』好評発売中!!

右脳の空手
「人生の目的はこれだったのか! 学究生活40数年、定年後の私は迷っていた。 熱中できるものが欲しかった。 無謀にもフルコン空手を始めた。 3年後、武術空手に出合った。 麻山慎吾館長は神様だった。 筋力を使わない武術空手だった。超人状態も経験させてもらった。右脳の活性化で相手を倒すのである。 武術の本源は『愛』と知った。 左脳ガチガチの工学博士が飛び込んだ右脳の世界。 ここは、なんという豊穣な世界だろう!」−『右脳の空手』(風雲社)より抜粋