右脳の空手ブログ
真義館 東京道場での稽古を通して、私自身が感じたことを書いています。
天の型と地の型で「入り込み」は強力になる
新型コロナ感染で道場稽古が出来なくなったとき、オンライン稽古がなされました。 その時、基本稽古の延長としての天の型と地の型の稽古が加わりました。もともと上級者に対しての稽古ですが、初心者にも稽古項目として加えられました。 ここではその具体的な動きを解説するつもりはありません。簡単
入り込みを意識した基本稽古
空手では型が重要と考えられています。 組手の動きを習得ための「組み手の型」と本来は「入り込み」を習得するための「古伝の型」と大きく分かれると思います。 「古伝の型」も本来の目的から離れて、体を鍛えることや観客に見せるためのものがあります。フィギュアスケートや新体操のように俊敏さや
足裏3点で立つのは人間のみ
大腿骨から脛骨からの体重は足が支えますが、足はひざ下からL字につながっているイメージを持っている人が多いような気がします。 これでは足首が固まり、踵着地の歩行ができません。実際は踵の骨はかなり長く、脛骨は距腿関節を介して足の骨とつながりますが、思っているより足の中央寄りについてい
身体を整える簡単な体操
相手に立ってもらいます。両足を軽く左右に開いてもらいます。肩を前後に押されても崩れないように頑張ってもらいます。 最初に相手の肩の前から手を当てて後ろに力を加えます。相手は後ろに行かないように頑張ります。強い力は必要ありません。 その後、肩の後に手を当て、前方に力を加えます。今ま
優しい触れ方(1)、座り技
今日は久しぶりに座り技の稽古をしました。 座り技には上げ受けなどを含めいくつかあります。今日は一番基本を稽古しました。正座して向かい合い、受け手は自分の両ひざに両手を置き、相手は受け手の両手首を握り動けないようにします。受け手はこのまま握る人を崩し倒します。 握り方は人により変わ
優しい触れ方(2)、触れて崩す
お互いに立って向かい合い握手をするように手を伸ばし、握らずに手のひら同士を軽く合わせ、どちらかが相手を自在に動かす練習について前回話をしました。 大事な学びは、相手と協調することが重要だということです。ともに動いているという感覚が重要です。手のひら同士はくっついていて一つになって

大坪 英臣
真義館 (Shingikan) 本部直轄東京道場責任者。
参段。『右脳の空手』著者。
東京大学名誉教授。
左脳ばかり駆使してきた人間が、あるきっかけで麻山慎吾師の率いる真義館空手(武術空手)の道にはまり込んだ。
「人生の目的はここにあったのか」と思うほど、筋力を使わない右脳空手の静謐な世界を堪能している。
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