右脳の空手ブログ
真義館 東京道場での稽古を通して、私自身が感じたことを書いています。
優しい触れ方(1)、座り技
今日は久しぶりに座り技の稽古をしました。 座り技には上げ受けなどを含めいくつかあります。今日は一番基本を稽古しました。正座して向かい合い、受け手は自分の両ひざに両手を置き、相手は受け手の両手首を握り動けないようにします。受け手はこのまま握る人を崩し倒します。 握り方は人により変わ
優しい触れ方(2)、触れて崩す
お互いに立って向かい合い握手をするように手を伸ばし、握らずに手のひら同士を軽く合わせ、どちらかが相手を自在に動かす練習について前回話をしました。 大事な学びは、相手と協調することが重要だということです。ともに動いているという感覚が重要です。手のひら同士はくっついていて一つになって
呼吸(2)どこで呼吸するのか?
長い間、ブログを書いていませんでした。 そんなときもあるということでお許し願います。 「呼吸」について続きを書きたいと思います。 相手が吐いて吸う瞬間に隙ができるので、それを突いて攻撃する升田名人の話をしました。なぜ息を吐いて吸う瞬間に隙ができるのでしょうか? 健康法やヨガや座禅
出来た!型をするように!(1)
「え!これでいいんですか?」 分解組手が成功した時によく聞くセリフです。 今日は分解組手の稽古の時に「型を一人でするように」をテーマにしました。 女性での最高年齢の道場生はすでに傘寿をお祝いしています。ジャズを本格的に歌い、油絵を描き、積極的に人生を楽しんでいます。 彼女は分解組
調和のために優しく触れる
ダンスでは相手の触れ方は非常に大切です。リードは男性がしますが、女性の手や背中への触れ方が上手であるなら、女性は身を任せて身体が自動的に優雅に動きます。次のステップなどは気にしないまま曲に酔いしれてダンスの世界に気持ちよく溶け込んでいきます。 上手なリードでは、手のひらに軽く触れ
大坪 英臣
真義館 (Shingikan) 本部直轄東京道場責任者。
参段。『右脳の空手』著者。
東京大学名誉教授。
左脳ばかり駆使してきた人間が、あるきっかけで麻山慎吾師の率いる真義館空手(武術空手)の道にはまり込んだ。
「人生の目的はここにあったのか」と思うほど、筋力を使わない右脳空手の静謐な世界を堪能している。