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リベットの実験と保江の実験

リベットの実験

乱暴に言うと脳と受容器との間に約0.2~0.5秒の時間差がある。したがって、次の現象が起こる。

〇攻撃する側は突きをするあるいは蹴りを出すとき、まず無意識に動きだす。無意識に動きを始めて、約0.2~0.5秒後に脳は動けと指令を出す。しかし、脳は命令を出した直後に動き始めたと騙す。

〇攻撃を受ける側は相手の攻撃を目で見てから、約0.2~0.5秒後に脳は相手の動きを認識する。しかし脳は認識した今相手が攻撃したと騙す。

両者とも、実際の動きに約0.2~0.5秒遅れた過去を現在と認識している。したがって、攻撃を受ける側が、0.2~0.5秒の隙間をくぐり、何らかの方法で相手の脳が命令を出す前の無意識の動き始めを捉え、そして、ちょっかいを出すことが出来るなら、攻撃する相手の脳はこれから命令を下そうとしていたのに邪魔をされて指揮系統が混乱して身体が固まり、「無力化」される。これがいわゆる宮本武蔵の「後の先」の原理説明である。0.5秒の隙間に入る手法とも言える。

注2)保江邦夫の合気上げ実験(接触している)を行い、脳波トポグラフィ―とfMRIを用いて脳の測定を行った。この結果、術をかける側(攻撃を受ける側)の右脳が活性化し、その時攻撃する側の大脳が瞬間的に機能低下し、身体のコントロールできなくなることがわかった。

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