本部で事務的なことを一手に引き受ける古田優子四段はあまり大きな体ではありませんが、130キロの木戸尚登弐段を崩すことができます。
身体の大きさだけでなく、相撲、柔道や格闘技空手で鍛えられ、さらに武術空手で内面も鍛えられた木戸弐段は言ってみれば強固な壁のようです。
この木戸弐段の強い攻撃を受けて、古田四段は崩します。
古田四段にどのようにして崩しているのか聞いたことがあります。
「相手が倒れるときに、相手に衝撃などを与えないように身体を支えるようにします。相手を守る思いを持ちます。」が答えでした。
本気のその思いは、相手の中心に「入り込み」ます。
相手を支えたいという心と身体は瞬時に相手と一体化します。
攻撃は無力化され、巨体は抵抗できずに崩れます。