館長の言葉

真義館で稽古し続けることで、 自分自身の根源に向かって行き、 いつしか根源とつながる日が来るでしょう。 そして、自分自身が根源そのものとなったとき、 様々なことが「わかる」ようになります。 これは人間最高の目的となります […]

自然体・・・赤ちゃんを抱く

脱力しリラックスをしていていながら気の通った身体であることが、武術に不可欠の身体になります。 「統一体」とか「自然体」あるいは「締まった身体」と言います。 このことを繰り返し述べてきました。頭でそういうものかと理解できた […]

剃刀を持つ手

先日理髪店に行きました。 さっぱりしてもらった後料金を払いながら、ひげを当たってもらっている間に思いついたことを理容師さんに試したくなりました。 力を入れないでふわりと構えますが、外から力を加えてもそれを崩すことのできな […]

呼吸(3)下丹田の呼吸

下丹田の呼吸が入り込みに最強である可能性があると言いました。 しかし、下丹田の意識も心もとないのに、そこで呼吸をすることは非常に難しいことです。 下丹田の位置はへそ下3寸といわれますが、もちろん解剖しても存在しません。 […]

型による武術空手への道(4)

筋力は抜いているけれど、揺るぎのない締まった身体について述べてきました。 それでもなかなか体現できない人もいます。 昨日のオンライン稽古でも、締まった身体の稽古をしました。 稽古が終了した時に、弐段に昇段した婦人から、習 […]

型による武術空手への道(3)

下段払いで関節の締まった腕を経験しました。関節の締まった状態を気が通った状態とも言えます。手首を押さえている相手を簡単に後ろに押し込みます。 下段払いの腕から始め、腕受けと形を変えていきます。腕受けの腕を前から両手で掴ん […]

型による武術空手への道(2改)締まった身体 

型を繰り返すことで身体は変わっていきます。どのように変わっていくかを知っておくことは習得の目標が明確になるので有効でしょう。 正しい型は筋力を使わないと言いました。 筋力に頼らずに動く身体はどのようなものでしょうか。 締 […]

型による武術空手への道(1) 筋力によらない身体

ここでは、型による武術空手習得について述べていきます。 古伝の型は不思議な力があります。正しい型ができればそれだけで相手を崩す力があります。 稽古を始めて、基本稽古やサンチンなどの型を教えられます。 型の動きの順番などの […]

寄り添い

新型コロナのために夜の稽古の参加者が少なくなっています。 参加者が少ないために道場生に対して個人向けの稽古ができます。 また、できるのが当たり前になっている初心者のための稽古を丁寧に見直すことができます。 白帯の人もでき […]

力を抜く 最初の大きな壁

ある人にとっては比較的容易にできて、ある人にとっては非常に難しくてできないで苦しむことがあります。 力を抜くことです。これが出来なければ何も始まらない武術の基本中の基本です。 相手を崩すためには力を抜くことが不可欠ですが […]

中心、丹田について 麻山館長の説明

以前に胸の中丹田は情報やエネルギーを交換する場所、お腹の下丹田はエネルギーを貯める場所という話をいたしました。 昨日のオンライン稽古において麻山館長が丹田について言及されました。 「丹田や中心が出来ていない人が見られます […]

武術空手への道は二つ

相手を入り込みで崩す武術空手を習得するためには大きく分けて二つの方法があります。 一つは型を正確にできる身体を作ることです。他の一つは相手との調和をもたらす心の使い方を習得することです。 レベルが上がれば両方の方法は一体 […]

昇段審査、「入り込み」審査(3)

「入り込み」の審査で印象に強く残ったことを書きたいと思います。 日本有数の大会社の副社長をしている人の弐段昇段審査です。 新型コロナのためになかなか道場に来ることができなくなっていますが、彼は特に大きなプロジェクトを抱え […]

それは突然やって来る

それは突然やってきました。 立膝立ちで向き合い、両手のひら同士を合わせて相手を崩す稽古を指導していました。 どうしても手のひらを押してしまい力の押し合いになります。 相手に「入り込み」をして、そして手を軽く動かす。この順 […]

タイミングの早さはスピードの速さではカバーできない

誰もが最初のうち勘違いすることがあります。再度取り上げたいと思います。非接触の場合の「入り込み」の方法です。 「入り込み」の原理は繰り返し述べてきました。突きなどの相手の攻撃は無意識の動きで始まります。その後しばらくたっ […]

昇段審査、「入り込み」審査(2)

今回弐段昇段審査を受けた4人は男性2名、女性2名です。 真義館総本部直轄東京道場が8年前創設された以前から参加されている一期生ともいうべき面々です。一人の40代の男性を除き、おおむね70代に近い方々です。 最高齢は78歳 […]

昇段審査、「入り込み」審査(1)

2021年1月24日に昇級・昇段審査が行われました。昇級審査が5名、昇段審査が5名に対して行われました。昇段審査のうち、二段昇段審査が4名、初段審査が1名に対して行われました。 今回の審査は新型コロナのために動画とオンラ […]

正中線、中丹田と下丹田を繋げる

武術では正中線を意識することが基本です。 抽象的な心の在り方と比べ、明確に意識することができるので、丹田の意識さらに正中線の意識から始めるべきかもしれません。正中線を意識すると相手を倒そうとして崩れやすくなる姿勢も正しく […]