現役時代は船舶工学の発展に少なからず貢献できたと思う。日本造船学会会長、日本計算工学会会長、日本学術会議会員を歴任した。
今から16年ほど前に東京大学を退職して4年ほど経って65歳の時、成り行きで空手を始めた。無謀にも直接打撃や蹴りを加えるフルコンタクト空手であった。入門4ヶ月後の東京支部大会で40歳以上のシニアの部で準優勝した。決勝戦での相手は黒帯であった。翌年は再び同じ相手を決勝戦で破って優勝し、3年後に初段に、6年で弐段に、さらに昨2019年に参段となった。現在は真義館総本部指導員・本部直轄東京道場長である。
初段を取るあたりから、真義館麻山慎吾館長の個人指導を受け始め、それまでの格闘(スポーツ)空手と全く異なる、筋力を使わないで相手を倒す武術空手の道に入り込んだ。